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トレーニングでの食べものの使い方

ドッグトレーニングで使う食べものは「オヤツ」とか「トリーツ」と呼ばれています。

食べものを使う目的やその目的を効率的に果たすためにどんな食べものを使うか、またはどのように使うかなどといった押さえておきたい「コツ」を知って実践できると愛犬とのトレーニングが思う方向に進みやすくなります。

今回の記事ではドッグトレー二ングの際に使う食べものについて解説いたします。

目次

食べものを使う目的

まずは食べものを使う目的について見ていきましょう。

お利口だった時のご褒美に使うんでしょ?
他の目的もあるのかしら・・・。

では、実際どうなのかを見ていきましょう!

報酬として使う

現在の目標としている行動が出た際に言葉やクリッカーの音などでマークをし、その後に犬に食べものを与えます。

犬はマークが出たら食べものがもらえるのです。
(食べもの以外が報酬として働く場合もあります)

マークをする理由はどの行動に対しての報酬なのかを犬に伝えやすくするためと、タイミングや犬の行動を邪魔しないためです。

与え方は、その場にとどまっていてほしいときなどはお口に届け、その場から動いてもらいたい場合は、少し離れたところに転がすなど、その時々に合わせます。

ルアーとして使う

犬に目的の体勢になってもらう際や目的の場所に移動してもらう際に手に持った食べもののニオイを嗅いでもらいながら動いてもらうためにルアー(釣り餌)として使います。

報酬との違いは、ルアーとして食べものを使っている間は犬に食べさせません。(取られない持ち方をします)

目的としている行動の手前でも、犬がルアーについて動いている間にマークを出した場合は、報酬として与えることはもちろんあります。

イメージを変えるために使う

イメージを変えるために使うというのは、例えばいつもは吠えるような場面で吠える前に毎回食べものを犬に与えます。
(それが機能するための事前準備は必要ですがここでは端折ります)毎回吠えずに食べていると徐々にその吠えていた場面は、犬にとっては食べ物が出てくる合図に変わるのです。

食べものを使う際の落とし穴

ただ食べものを使えばいいかというと、そういうわけでもありません。

こちらでは食べものを使う際の落とし穴について見て行きます。

“毒入り”の食べものになることがある

もちろん本物の”毒”ではないですが、飼い主さんが何気ない行為が”毒入り”の食べものを作る可能性があるのです。

こんなことに心当たりありませんか?

  • クレート(ハウスやキャリー)に入ってもらうときに、食べものを投げ入れ、それを追いかけて犬が入ったところで扉を閉める!
  • 食べもので釣って、近づいてきたところを捕まえる!
  • 犬がくわえているものと食べものを引き換えに取り上げる!

これらは私たちが犬にやってしまいがちなことですが、犬にしてみたらだまし討ちみたいなものですよね。毎回同じようにだまし打ちされたらどうなるでしょう?

犬は「この状況で飼い主が食べものを持ってるということは・・・?もしや・・・」と、勘付くようになります。
そして、その状況ではクレートには入らない、飼い主には近づかない、くわえているものを離さない、なんてことになってしまうのです。

初めは飼い主側の思い通りになるのですが、経験からの学習により勘付くようになると「犬に悪知恵がついた」と表現される飼い主さんがいますが、ここまで読んでくれた方には、そうなるのは当たり前だと思っていただけるのではないでしょうか。

こんなことに陥らないためにも、はじめからクレートに入ることや呼び寄せることやくわえているものを離すことなどを順序立てて印象よく教えておけばいいのです。

こういった基本的なことは、人と暮らす家庭犬のスキルとしてトレーニングしておくべきことです。

なんでもこじらせてから、なんとかしようとするのではなく、基本的なことはトレーニングしておくのが犬と飼い主のお互いのためになります。

教える過程は楽しいですし、犬にとってトレーニングは遊びです。暇を持て余している多くの一般の家庭犬にはトレーニングは娯楽になるのです。暇が行動問題を生むことも多いので一石二鳥!また、飼い主さんがトレーニングを一緒にやってくれると犬の飼い主さんに対するイメージがさらに良くなります。ということは、一石三鳥ですね!

といっても何をどう教えればいいのかわからないという飼い主さんもいらっしゃると思います。

GooDogではそのような飼い主さんのために愛犬に教えておいた方が良いトレーニングのレッスンをそれぞれに合わせて提供しています。

カウンセリングにより必要なスキルや飼い主さんのご希望のレッスンをいたします。

レッスンをしてみようかなという方は、ご利用の流れをご覧ください。体験レッスンもご用意しています。

食べものの価値レベル

犬も食べもの好みがあります。なんでも喜んで食べてくれる子もいれば、選り好みする子もいます。その時の気分によっても食欲は変わります。

トレーニングに食べものを使うときは、その時のその犬にとって丁度良い「価値レベル」のものを使うようにします。

普段はいつものドッグフードで喜んでくれるけれど、病院でのイメージアップトレーニングをするなら、普段のドッグフードは価値が低すぎる可能性が大です。犬が病院で「わーい!」と思ってくれる食べものを選びましょう。

また、価値が高すぎる食べものを使うと、犬が興奮しすぎてしまうことがあります。この場合はトレーニングが進みづらくなってしまうだけでなく、新たに行動問題を生む可能性もあります。

その状況でその犬にとってちょうど良い価値レベルの食べものを使うようにします。そのためにはすぐに使える食べものを数種類用意しておくようにします。

好きな食べものでも飽きることがある

先ほどの話題にも通じますが、好きだからとずっと与えているといつの間にか価値レベルが下がってしまったり、全く興味を示さなくなることがあります。

いくら好きなものでもずっと食べてると飽きます。人も同じですよね。

飽きさせないためにも、先ほども触れましたが数種類の食べものを準備しておくと良いです。

トレーニングに使う食べもの

では実際にトレーニングに使う食べものはどんなものが良いでしょう。ここではトレーニングに使う食べものの種類と準備方法について解説します。

種類

  • ドッグフード
  • ジャーキー
  • 乾燥させた肉や魚や野菜
  • クッキー
  • ペースト
  • チーズ

他にもあげればいろいろあると思いますが、代表的なものをあげさせてもらいました。

犬の好みや体調に合わせた材料で手作りをしてもいいですし、市販品を購入するのもいいと思います。

準備

トレーニングする場所や状況に慣れているのなら価値の高くない食べものでも問題なくよろこんでくれることが多いです。

逆に慣れていない場所でやるなら、価値の高いものの方が良いこともあります。
慣れていない場所や状況では、安心してもらえる環境設定やトレーニングの前に慣れてもらう工夫も必要な場合もあります。

すぐに飲み込めるものが良い場合もありますが、場合によっては時間をかけて舐めたり噛んだりできるものが良いこともあります。知育トイの使用などが適当な場合もあります。

状況に合わせた形状や価値レベルの食べものを数種類準備します。

大きさ

あまり大きい必要はありません。口の中での存在がわかり、すぐに飲み込めるくらいの大きさが適当です。犬の大きさにもよりますが小指の爪の大きさくらいを基準に考えてください。

トレーニングでは犬は何回も食べるのですが、大きくても小さくても1回は1回です。

大きいと飲み込むまでに時間がかかることがあり、次の行動に移るまでに時間が必要になることも考えられます。それがトレーニングのリズムを崩したり、集中を途切れさせることに繋がることもあります。

肥満や健康問題を起こさないためにも食べものの大きさに気をつけましょう。

何に入れておくか

お家でのトレーニングなら犬がアプローチできないけれど、飼い主さんの手はすぐに届く場所に、お皿などを置いてそこに食べものを入れておきます。

またはフードポーチが便利です。(別称:トリーツポーチ、トリーツバック)

ズボンのポケットなどに引っ掛けて使うポケットのみのものもあれば、ベルトにポケットがついているものもあります。

普段スカートが多い方はベルトもついているものの方が使い勝手は良いと思います。

開け閉めが片手でできるものがタイミングを逃しにくく使いやすいです。

まとめ

ドッグトレーニングで食べものを使う場合は、まず目的をはっきりさせ準備をしっかり行い、すぐに取り出せる工夫やその時々臨機応変に今のその犬の価値レベルにあった食べものを使っていきます。

それぞれの犬は好みも反応の仕方も違います。他の子に良かったという情報だけでなく、自分ちの子の好みや反応をしっかり観察して愛犬とのトレーニングを楽しんでください。

また、肥満からのダイエットなどのご相談も受け付けていますので、何かありましたらお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

CCPDT認定ドッグトレーナー
動物取扱責任者
福岡県動物愛護推進委員
人道的なドッグトレーニングの普及
訪問&オンラインで個別レッスン実施中

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